日本の不動産市場

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日本の不動産市場

2021/02/11

日本の不動産市場

昨年11月頃から2月にかけて、色んな案件が動いていたため、しばらく更新できずにいました。HP制作者にもお叱りを受けたので、また、少しずつ、更新できればと思っております。

今は、和歌山県内でのホテル開発案件、行政が所有する資産の有効活用、地元の印南漁港の活性化等で動いているのに加え、東京や大阪の会社と不動産売買案件で共同させて頂いたり、民間からの不動産鑑定の相談も多く頂けるようになってきました。

さて、日本の不動産市場や金融市場は、一部で資産価格上昇の動きが続いている状況です。世界的にみても、日本は良い意味でも悪い意味でも、政治や社会体制に大きな動乱や動きがないこともあり、世界中から投資資金が集まってしまっている状況で、優良な不動産へ投資が集中している状況だと思います。私が、谷澤総合鑑定所に在籍していた当時(もう10年近く前。。)は、不動産の利回り(ここでは、NCF利回りのイメージです)と言えば、概ね5%程度でしたが、今は、当時とは、全く違い水準になってしまいました。不動産を金融商品の一つとしてみた場合は、リスクフリーレート(通常は10年もの国債の利回りのイメージ)に、不動産リスクを加算して、理論上の利回りを算定しますが、当時のリスクフリーレートは1.5%程度。今の0%の水準とは、そもそも違いますので、まだ、今の不動産利回り水準は説明可能な範囲なのかもしれません。ただ、ホテルや飲食店舗ビルは今後どう戦略を練るのか、オフィス市場は今度どう動くのか、物流施設の活況はいつまで続くのか、また、外資系ファンドによる大きな資金調達や大手事業会社のトロフィーアセットの売却等が続いており、非常に混沌としている中で、ダイナミックなマーケットになってきていて、面白そうだし、今こそ、不動産鑑定士の真価が問われるタイミングだなと感じています。

日経平均株価や、物流施設やレジデンスの優良物件は、相変わらず、上昇している状況ですが、個人的には、不動産等の資産価値が上がっているというよりも、大量にお金が擦られてしまっている状況なので、需給のバランスから、お金の価値が低下しているのかなという印象です。

最近、なかなか、勉強等する時間が無くなってきていますが、地元の学生と一緒に不動産の価値や在り方を検討するような組織を作れないかと日々考えています。

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