R3地価公示
2021/03/29
令和3年地価公示の発表
R3 地価公示の発表
地方の不動産戦略はどうすべきか
先日、令和3年1月1日時点の地価公示が、発表されていました。和歌山県は、ほぼ全面的に下落。私の住んでいる御坊経済圏においても、下落基調が続いている状況です。多くの研究者の研究や不動産テックの分析でもそうだと思いますが、今後、日本では地価は大きく下落するだろうと言われています。(ちなみに、全体的に不動産価格が下落するのは、日本だけでなく、欧米、中国、韓国、東南アジア等も同じだと認識しています。フィリピンは別ですが。)
ただ、どこもそうですが、一律に不動産価格が下落するのではなく、①一部の優良不動産については、需要が集中し価格が上昇。②大部分の不動産は、人口や経済規模に比例し、じりじりと価格を下げていく。③一部の不良な不動産は、そもそも値が付かない(=無価値、負の資産)になるといったイメージでしょうか。
①の価格が上昇する不動産は、やはり安定的にキャッシュフローを生み出せる不動産かと思います。不動産が金融商品化しているのは、いまや当たり前の話ですが、毎期毎期安定的なキャッシュフローを生み出せる不動産は、コロナ過において、株式等と同様、むしろ価格が上がっている状況です。
和歌山のような地方の不動産は、JR和歌山駅前や南海和歌山市駅等の一部好立地を除き、③に該当する不動産が多くなると思います。
私が、地方創生でやりたいことは、③と思われている不動産にキャッシュフローを生み出す仕組みを新たに植え付けることです。どんな不動産でもこれができるわけではないと思いますが、地域の方の想いや、不動産所有者の想いがあれば、うまくいく可能性は高いと思います。