観光都市 熱海
2020/10/31
~熱海~東京近郊の観光都市
熱海湾の朝日
今週は、私が不動産鑑定士として、7年間在籍させて頂き、不動産の価値について、勉強、修行させて頂いた”タニカン”こと、谷澤総合鑑定所の前社長にお会いするために熱海に行ってきました。谷澤総合鑑定所は、80名程度の不動産鑑定士を要する大手不動産鑑定業者であり、私が在籍していた頃は、民間最大手の不動産鑑定機関でした。23歳で入社し、29歳まで在籍させて頂き、一般の鑑定評価は勿論ですが、公募REITの窓口・統括業務や、私募REITの不動産評価など、様々な不動産評価に携わらせて頂きました。当時はまだ殆ど無かった海外不動産の評価も担当させて頂く等、忙しい中ではありましたが、多くの優秀で心優しい上司や先輩、切磋琢磨し合える仲間に恵まれ、貴重な勉強、経験をさせて頂きました。
夕方、熱海につき、一晩ゆっくりと一対一でお話を聞いて頂き、泊めてまで頂きました。
熱海市には、2000年代に鑑定評価の仕事で2,3回行ったことがありますが、その頃は、会社の社員旅行や宴会需要等が徐々に少なくなり、まち自体の活気が失われている状況でした。
早朝の熱海市街
近年は、インバウンドや東京からのスパ利用を目的とした若い女性等から人気を獲得したことにより、だいぶ状況は好転していたようです。新型コロナウィルス感染症でインバウンドは当面見込めないでしょうが、マイクロツーリズムは十分に獲得できるブランド観光地だと思います。
東京から新幹線利用で40分程度と利便性が高いことに加え、徳川幕府等からも愛された泉質の良い温泉、海が見える風景や、まち全体が傾斜地になっている景観等が魅力なのだと思います。
ちなみに、和歌山の白浜は、南紀白浜空港を利用すれば、東京から1時間15分。温泉、傾斜地、海(ビーチ)、景勝地等、似ていると言えば、似ている気がします。
昔の仲間の近況を聞くと、自分も初心に戻って頑張らないといけないな。と気持ちが引き締まります。あとは、体も引き締めないといけません、、、
熱海の良いところは、まちが比較的コンパクトに纏まっているところでしょうか。人口は35,000人程度の小さな街なので、市街地のある駅の南側は、階段や傾斜が多いものの、熱海湾を中心にしてコンパクトに纏まっている印象です。(但し、駅の北側は、とんでもない急傾斜地になっています。それはそれで面白いですが。)
熱海の夜景
地方創生やまちづくりというと概念が広すぎて、何をやっているのかわかりづらいと思われる方も多いかもしれませんが、目の前にある地域の課題の解決や、地元で頑張っている人と一緒になって、新しいことにどんどん挑戦していきたいと考えています。ただ、それがボランティアになってしまっては、意味がないので、しっかりと経済的に回る仕組みを作っていきたいと思います。
まさに、”趣味と実益と大義名分”、タニカン創業者の谷澤潤一先生のお言葉で、タニカンのスローガンです。僕なりの解釈としては、”仕事は自分が面白いと思えるか、経済的にしっかりと収益を上げることができるか、そして自らの仕事が社会の役に立つものであるか。”
僕も卒業生として、タニカンの名に恥じぬように頑張り、和歌山を中心に、”趣味と実益と大義名分”を実践していきたいなと考えています。