不動産の価格

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不動産の価格

2020/08/26

写真は、和歌山県日高郡由良町の由良港

わかりづらい不動産価格

不動産価格の多面性

暑い日が続きますが、少しずつ秋は近づいてきている・・・のでしょうか。。

我々、不動産鑑定士というのは、不動産の経済価値に関する専門家であると言われていますが、一般の人にとっては普段、接することが少ないため、なかなか馴染みの薄い資格かもしれません。不動産鑑定士の仕事は、大きく分けて2つあり、不動産に関する各種のコンサルティング業務と不動産の鑑定評価業務であると言われています。

この不動産の鑑定評価業務は、不動産の経済価値=価格等を判定し、その結果をレポーティングする業務とされています。

さて、不動産の価格って、世間的には、1物4価とか、1物5価とか言われており、ややこしいかもしれません。

地価公示価格・・・毎年1月1日の土地の㎡単価を、国土交通省が調査する価格。一般の取引の指標となるとともに、公共事業用地の補償等の参考となる価格

地価調査価格・・・毎年7月1日の土地の㎡単価を、都道府県が調査する価格。地価公示の補足的な位置づけ

相続税路線価価格・・・相続税を課税するための土地の前面路線に付される価格

固定資産評価額・・・固定資産税を課税するための評価額

上記がいわゆる、公的な土地価格ですが、それ以外にも、売り希望価格、買い希望価格、成約価格、将来価格、収益価格、直接還元価格、DCF価格、復帰価格、正常価格、限定価格等々、様々な価格、経済価値の概念があり、間違った利用の仕方をしているケースも多々見られます。

不動産は、他の資産と比べても、総額が大きな資産なので、不動産取引を考えている方には、しっかりと価格に関する初期的な認識を持ったうえで、取引をして頂きたいと思います。

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